今回は龍田古道を通り奈良と大阪の国境にある地すべりとの「共生と闘い」の歴史を刻む亀の瀬地域と龍田大社を訪ねました。
亀の瀬は年間約8センチも動き、時には大規模な地滑りを起こしたという地域です。大和川がせき止められると奈良盆地が湖化し、その重量でせき止めた土砂が崩れると大阪府に大規模な土石流が発生するそうです。
その構造は「まな板を二枚重ねてその境目に油を敷いた状況」。また対策は「①上部のまな板をなくす、②境目の油をなくす、③まな板を釘で固定する」。この工事が何十年と続いてきた訳です。もちろんその結果現在はほぼ地すべりは停止しているとのこと。
その実態を実際に学び、見学してきました。
機会があればぜひ案内したいと思います。
そして昼食の後は奈良の都の西を司る風の神として祀られてきた龍田大社を参拝して帰途につきました。

亀の瀬の由来となった亀石。

龍田大社で記念写真。