2022年3月15日(火) 第33回中三歩こう会「亀の瀬」。

今回は地すべりとの共生と闘いの歴史を刻む亀の瀬と、風の神として祀られた龍田大社を8名で歩きました。亀の瀬地すべり資料室での地すべりのメカニズム、被害の実態、地すべり対策の説明を受けた後、水抜きトンネルを見学。集水井からは地下水がしたたり落ちてくる様はまさに地すべり対人間の戦いを目の当たりにすることができました。
 続いて地すべり時に奇跡的に残ったトンネル跡を見学。明治の職人たちのきめ細やか仕事振りがわかるレンガ組みや蒸気機関車の煙のすすがそのまま残された天井部など、往時を偲ばせる貴重なひと時になりました。
 5月を思わせる暖かな日差しの下でのお弁当タイムの後は龍田大社へ。柱に巻かれた登り龍のしめ縄が印象的な本殿を参拝したのち帰途へ。春到来を実感し、自然に立ち向かう人間の力強さに感動した歩こう会も無事終了しました。

地すべりのために対岸へ移設された鉄道。直角に渡された橋げたにさらに斜めに橋げたが組まれた珍しい橋梁。

資料室で説明を受ける。

水抜きトンネルを見学。

奇跡的に残った鉄道トンネル。レンガ組みがすばらしかった。

亀の瀬の由来となった亀岩。右に頭が見える。

春を実感させるヒメリュウキンカ。

龍田古道の峠八幡神社。

龍田大社本殿。

龍田大社本殿の龍を思わせるしめ縄。

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